napachiのブログ

私見です

コロナ禍による緊急事態宣言が効果があるとしたとき、解除していいのだろうか?(2020/5)

時事問題である。

 

あまりテレビも見なくなったものの今はこれが話題のようですね。

といっても、まとめサイトなんかでざっくり日々の情報を得ていますが。

 

緊急事態宣言解除の判断について個人的に気になったことを書いています。

 

 

 

 

これは私の先入観と偏見での意見

文字通り先入観が主な個人的な意見を書いていきます。

 

それにあたって、改めて情報等を得ることは基本的にしません。

するにしても、ザックリと。

 

 

事実上のコロナ禍の終息宣言

完全ではないものの2020年5月14日に緊急事態宣言解除が表明されました。

 

そこまでの知識や思考をする人はいないという意味で一般を定義したとき、これを一般的に受け止めるならば日本国内の「事実上のコロナ禍の終息宣言」といっても過言ではないでしょうか。

 

もちろん正しくはこれは間違いですし、そもそも終息/収束宣言なんてことをするのか不明ではあります。

 

 

とはいえ、一般的にはこうだと思います。

●緊急事態宣言=外出自粛

 

●緊急事態宣言「解除」

=外出自粛「解除」

=コロナウィルスがなくなった(よくて弱まった)

→ヤッター…?

 

もっともこれは私が緊急事態宣言=外出自粛としか認識していないだけかもしれません。

 

 

緊急事態宣言に効果はあったのか?

効果があったと国がしたから解除されるわけですが、はたしてどうなのでしょう?

 

 

個人的にはあったと思います。

 

ただし、「緊急事態宣言=外出自粛」という私の認識を前提としてです。

 

コロナウィルスが感染症の類ということで接触感染対策としての処置であり、付随した一部業界の営業自粛(強制力はないとも)も含みます。

 

 

感染症なのだからお互いに触れあわず関わらなければ感染のしようがありませんからね。

 

 

外出自粛で効果があったとしたとき、解除は妥当か?

緊急事態宣言改め外出自粛で効果があったとするとき、その緊急事態宣言を解除していいのでしょうか?

 

私の認識は、緊急事態宣言「解除」=外出自粛「解除」であり、営業自粛含めて外出自粛していたからこそ日本国内の感染者数が増えなかったと考えています

 

ゆえに私はこの緊急事態宣言解除は極めて間違いだと思います。

 

 

ちらっと見たニュースサイトだか、まとめサイトの記事なんかには緊急事態宣言で効果があったから解除するんだとありましたが、緊急事態宣言の何が効果があったのかについては言及されていませんでした。

 

うろ覚えながら、ニュアンス的に「緊急事態宣言を下した政治判断」自体を賛美して解除される…みたいな感じでした。

 

仮に私の認識のような外出自粛で効果があったからとか明確な基準があったとかではなく・・・

 

もっとも国家主義者なら国(政治家)が言ったことならすべて正しい理由なわけですから、それが政治判断の賛美もまた明確な基準(理由)にはなりえますが。

 

 

 

どうしたら解除していいのか?

していいも何もどうあっても政治判断なのでよっぽどのことがなければ、国民の介入などできはしません。

 

 

解除基準はわかりませんが、2000年からの直近の過去この20年間であった今回のコロナを除いた大きな2回のウィルス感染症についてチラッと調べてみました。

 

いずれも日本はあまり関係ありませんが、世界的な対応と個人的に思う解除理由を述べると以下の2つになります。

 

  1. 薬物といった対処法がなかったとしても、あくまで感染は一時的なため収束を待つ。
  2. 薬物といった対処法を見つける。

 

2.が個人的に思うものであり、多分一般的にもこちらを想像するかもしれません。チラッと調べた限りこれは希望的観測だと思い知らされます。

 

そして、1.が基本のようですね。

 

あくまで爆発(一時的)であって、収束すればウィルス感染は広がらないみたいな。

 

これは作為的でもありますが、いちおう1.に2.は含みます。

ただ、過去2回をチラッと調べると1つには対症療法しかなく、明確な薬物等ないようであり、もう1つは既存の薬物で何とかなるようです。

 

 

 

悪く言えば、国としてのウィルス感染の緊急事態等の解除は、

  • パンデミックで何もせずに国民が大量死してもー
  • 良くも悪くも対処法はなくてもー
  • 薬物といった対処法を確立しそれで対処できてもー

…収束さえしてしまえば解除できてしまうって話です。

 

とあるツイッターなどでパンデミックに言及した批判があったりしましたが、実際パンデミックは安上がりでいいですよね。

 

上記の3つの中では一番金がかからないし、天運的で人頭調整も疑われずに堂々とできる。まぁ、国としてたいして怖くもない批判が面倒くさくてこの手が取られにくいってところでしょうか。

 

次いで安上がりは2つ目、明確な対処方がなくとも収束してしまえばそれでおしまい。

宣言みたくしておけば何かしてますアピールで基本的には批判されにくい。そもそも現場がパニックでしかも備品で手いっぱいだから、医療関係に金を回す必要もない。

 

例えばマスク会社に金を回すのと、薬物やワクチン研究に金を回すのとどちらが安上がりなのでしょう?計算はしませんが。

 

 

あとがき

最後は完全に偏見に想像をからめた蛇足です。

 

とりあえず収束してしまえばおしまいのようです。

ウィルス的にも、政治的にも。

 

あくまで私の偏見の上での一般ですが、自粛警察の存在踏まえれば、やはり一般的には緊急事態宣言解除はコロナ禍の終息宣言と同義のように認識されると思います。

 

 

今回のウィルスは別物なのか、変わらないのか・・・

 

できれば、もっとベーシックインカムについて認識が広がればよかったのですが、知っている人止まり。

 

緊急事態解除という、コロナ禍前と変わらない日常というディストピアが繰り返される絶望感。

これを絶望とも感じない人の少なさよ。