コンビニスイーツを確立させたのはどこか?
私にはわからない。
しかし、三大コンビニことセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの3社の中でスイーツに力を入れているのはどこかと言われたら、ローソンであるという意見に私は賛同します。
もっとも、数年前に某テレビ番組にてローソン自身がそう自称していた。(2021現在)たしか、一念発起してから芳しくなかったスイーツ部門の収益性が持ち直したとかなんとかと言っていた気がします。
そんなローソンで2020年中に私が食べたローソンスイーツの中で気になった「アンサーク」についての不満点と門外漢なりの改善案をここに書き残す。
(全てのスイーツを食べてはいません)
はじめに
ここでの評価は2020年時点で発売された商品にしています。
また、2020年に発売された全てのローソンスイーツを食べての評価ではありません。
HPで見て気になり、かつ利用しているローソンが取り扱っていた場合や店頭で気になったスイーツ商品を食べてきた中で印象に残った商品への不満と門外漢なりの改善案を書いていきます。
そのため一部を除いて、私見を元に言及しています。
「アンサーク」
「アンサーク」とは、一言で言えばパイサンドです。
パイでサンドすると言ったらミルフィーユが思い浮かびます。
実際、生クリームも具材にしているのであながち間違いではありません。
しかし、ミルフィーユの定義はパイ生地を最低でも3枚は使って重ねていないといけないようなのでこの商品を言い換えればパイサンドになるでしょう。
不満点・「湿気る」
これは商品的に仕方がなく、それに起因する時間が影響しているのですがパイ生地が湿気るのです。
私は基本的にコンビニはコンビニスイーツを買う目的で利用するので他の商品ジャンルはわからないことを断っておきます。
この「アンサーク」やシュークリーム等の焼き菓子と生クリームが直接触れている構成のスイーツと言うのは品出しされた直後は焼き菓子の生地がまだ固いので望ましい食感が得られます。
これは裏を返せば、時間が経つと生クリーム等の水分を吸って湿気ってしまうことを意味しており、実際そうなります。
湿気ったミルフィーユはお好きでしょうか?
私はわりかし好きです。あの湿ってクタったとなった独特な食感嫌いじゃないわ。
しかし、わりかしであってミルフィーユはやはり微かにクリームの水分を含みつつもサクサクのパイ生地の方が望ましいです。
そう聞くと人の好き好きと思うじゃないですか?違うのです。
この商品の設計は手づかみで食べるように作られています。そもそも焼き菓子はそういうものです。
最終的な食べ方も人それぞれではあります。
最終的なことは置いておいて、基本的な手づかみの食べ物と言うのはある程度の硬さが必要です。
硬いというのは、形の維持と食べやすさを併用しています。
- 食べやすさとは歯切れの良さを表します。
…そう聞くと矛盾していると思うかもしれませんが、硬いというのは壊そうとした部分だけ壊れて、それ以外は壊れないと解釈してください。
さて、「アンサーク」と言う商品は幅があるので、パイ生地が湿気った程度でへたることはありません。
しかし、しなしなに湿気ったパイ生地を知っていますか?
結構歯切れが悪くなります。
湿気ったパイ生地がわりかし好きな身としてはこれが手づかみの食べ物でなければこのように問題にはしません。
湿気ったパイ生地は歯切れが悪いので、嚙み千切れていないとそのまま地続きの生地を引っ張り出します。
そうでなくとも、サクサクと乾燥したパイ生地はある程度で力の加わる部分が砕けるのですが、湿気るとそうではなくなります。
極端に言えば、この商品では完全に噛み千切るまで上下のパイ生地が顎の動きとともに押しつぶされます。そうなると中身の生クリームが押し出されます。
これは手づかみであるとすれば、商品のままであれば梱包している箱底に中身が残ります。素手なら手の平に落ちます。その延長であれば、テーブルや地面にぼてっと中身を半分以上を落とすことを意味してしまいます。
2021/1現在にもこの派生商品を発売したので、今後ももし派生展開していくなら品出し直後ではなく、もっと長期的な目を加味してはくれないものでしょうか。
改善案・チョコレートを塗ってほしい
斬新なことは言えないし、実際量産品含めた洋菓子の商品で利用されている解決策でしょうか。
クッキー生地等の土台とフィリング(詰め物)やクリーム等との間にチョコレートを挟むことで、クリーム等の水分で土台が湿気って脆くなるまたは液状化しないようにするための隔壁的な役割があります。
もっとも、チョコレート自体の味も強く、量産品である以上設備の都合もあって難しいかもしれません。
そのため、この商品が気に入っていて湿気りが気になる人は品出し直後に買いましょう。
つづく
「生フロランタン チーズケーキ」へ。