個人的にホモ嫌悪はいいと思います。それはあくまで意見やまさに生理的なものだから。
場合によってはその表明もいいでしょう。自己紹介として。
しかし、その嫌悪をもって侮辱(私刑)や否定(支配)することは別問題だと思います。
前略
同性愛否定論に一理あるかどうかは別にして、一議題と見た時「長期的な視点」を持つ珍しい議題の一つではないかと前回考えました。
今回はその続きになります。
そんなわけで基本的なことは省きます。
強いて言うと、これは私の偏見含めた私見になります。
続、「長期的な視点」のこと
同性愛否定論は何を否定しているのか?
話は少しそれますが...
- 同性愛否定論は何を想定しているのか?
- ある意味では何に怯えているのか?
文字通りに解釈すれば、ホモ全般の否定になるでしょう。
しかし、ホモとは大別すればゲイとレズの2種類になります。
- ゲイとは、男性同性愛(者)
- レズとは、女性同性愛(者)
個人的にこの両方を否定しているのかというと疑問符が立ちます。
主観ですが、レズはゲイより成り立ちにくいと考えています。結果的にレズの数は少なくなり、相対的にゲイが多く見える。そのため、ひとえにホモと言ってもその想定はゲイが基本となる。
もっとも、日の下に晒されればどちらも未だに侮蔑の対象でしょうかね。
同性愛否定論を見るときそれがゲイ・レズ両方を対象にしていないのであれば、そこはその論者の性欲や名誉男性・名誉女性としての本命が隠されている可能性があるように思います。
「女は出産装置である」という本音
本件は2020/10現在にあった某地方議員の同性愛否定論を元に考えています。
あれは個人の意見としてはありだと思いますし、公然でしてもいいと思います。ただ、個人の意見を政策(条例)に加味しないようにしてほしいとは思う。
さらに、件の発言は少子化を問題視した上での発言と考えられる。加えて基本的な同性愛否定論はゲイのみに向けられているとして導き出されるのは、ヘテロに見切りをつけてレズとして埋没した子宮の有効活用ということになります。
戦中の「産めよ増やせよ」です。
少子化問題というよりその解決策の大概にはこの本音が含まざるを得ません。
- 「男という射精装置」
- 「女という出産装置」
良くも悪くも少子化とは「人力による生産力(人口)の減少=労奴の減少」を意味するので、射精装置と出産装置の回転率を高めて労奴を増やしたい・・・
個体差によるとは言え、男一人の射精が1回/時間で8時間/日の稼働とすればあてがう女の数は8人/日。しかし、出産にかかる時間は約1年(約10か月)/回と考えれば射精装置よりも出産装置の方が圧倒的にタイムラグが大きく、数が足りないことになる。
だから、男はどうでもよくてゲイも排除できればおいしいが、何よりもレズとして使われない子宮の有効活用…これが同性愛否定論に少子化を持ち込む人の故意または無意識的に抱いている考えではないのでしょうか。
性的「少数」者だぞ?
たしかに、ホモが増えれば出生数は減るかもしれないですが、それは全ての人間がホモになるか、それこそ意識の転換でその数がヘテロとホモが逆転しない限りには難しいでしょう。
それにみんな大好き多数優勢(決)で見ても、大多数であるヘテロに出産させないで少数側のホモをファッションヘテロにしたところで、見込める出生数はよくて微増です。
現状維持(2020/10現在)でそんなことをしたところで落ち着いてきた頃には、賢明なヘテロはますます子供を産まなくなるでしょう。生んだところで待っているのは・・・
一応、出産も子育てもしているホモはいる
そもそも性的少数者で数が少ないのにさらに少ないケースで、法律の目や試みを経てホモカップルながら良くも悪くも出産も育児もしているケースはちらほらあります。
絶対的に少ない例ではありますし、ヘテロ観を絶対とすればその動機等は相いれないかもしれない。しかし、我が子の出産(または自分の精子由来)の神聖視に照らし合わせれば、ホモだからと言って出生率=労奴増産に寄与していないとは言い切れません。
おわりに:
つくづく考えると件に寄せられていた意見につくづく同意せざるを得ない。
(生育したいが賢明に)生まない選択をしたヘテロをどうにかしろよってね。
同性愛否定論者は押し付けるのではなく、自己紹介すればいい
例文1
「…私は、ヘテロです。ホモからの好意は寄せられても、そちらにとって望ましい返答ができません…」
例文2
「…私は、ヘテロのため、同性に恋慕の情や性欲を抱きません…」