「~件」とタイトル付けしたもの、これを話題にしたのは今回が初です。
はじめに
「ザンキゼロ」というゲームがあります。
私の好きな作品の一つです。
ダンガンロンパ(以下、ダンロン)はアニメ展開もしつつも基本ゲームのシリーズ作品です。
一応、ブームがあった作品です。
そして、ザンキゼロともに発売元は同じ会社になります。
一応、無関係ではあるものの・・・
たしか、ザンキゼロの発表から発売までの間に公式アナウンスがどこかであったように記憶していますが、ザンキゼロとダンロンは別物であるものの、ダンロンが好きな人も楽しめる作品にしている、と。
実際、主要な開発スタッフにダンガンロンパシリーズの関係者を起用していると。
だから、似るのは仕方がないよねって思う反面、多分それは意図的かもしれない。
ちなみに、遊び心は散りばめられているので、ダンロン好きな人も楽しめるのではないでしょうか。
私は、ダンロンシリーズを遊んだことはありませんが、あちらでおなじみの「モノクマ」という存在は知っています。
ゲーム「外」等の条件を満たした場合に限り、ザンキゼロ中で対峙することができる仕様です。その他、ダンロンシリーズを模したポスターが設置してあったり。
感想:ダンロン3は、案外えぐかった
2020年9月、YouTubeにてアニメ「ダンガンロンパ3」が期間限定全話配信されました。
私はダンロンシリーズを遊んだことがないので、ゲームとしても思い入れはありません。
そのため、ダンロン3をもってダンロンを語るには不足しているとは思いますが、私にとってのダンロンはそのダンロン3になります。
ゲーム実況などで、ラストシーンなどは見たことはありますが、いやー思いのほかえぐかった。ダンロン3。
ごく一部を除いて、明確なグロテスク表現はないものの、間接的に想像させるような・不快感をもよおさせるような表現があります。
特に絶望編の後半に多いのが救いでしょうか。グロテスクさはそこそこの漫画や映像作品を見ていたらどうってこともない程度ですが、半間接的な表現は想像してしまって仕方がないです。
私は途中で目をそらしたくなりましたが、想像なので仕方なく何とか耐えながらその部分を見ました。
そんなえぐみもありますが、個人的にはおもしろい作品だなと思い楽しめました。
キャラクターの画風も私好みですし。
ある種のパラレルワールドとも言えるかもしれない
換骨奪胎と言ったら言い過ぎでしょうが、ダンロン3を全話見終わった後にザンキゼロに思いをはせると「あれ、もしかしたら」という部分がちらほらありました。
再構成…みたいな。
私はダンロン3しかちゃんと知らないので、ここではダンロン3(アニメ)をもってダンロンとさせていただきます。
ダンロン(3)を理解・分解に加えて、新しい要素を加えて再構築したものがザンキゼロかもしれない。
ある種のパラレルワールドのような別世界。
何人かの一面を備え持つ別人物みたいな。
ただ、私が似ているなと記事タイトルのように感じたのは、そんなまあまあわかりやすい類似性だけではなく、世界観というか雰囲気みたいな大きなものが似ている気がしました。
似ていると言っても、「世界」で言えばダンロンはある種の不変(継続)であって、ザンキゼロは荒廃する/した世界という大きな違いがありますが。
ザンキゼロは別作品である
記事タイトル的にも、上記でも似てる似てると連呼していますが、これは否定的な意味ではなく、ダンロンシリーズが好きな人も楽しめる…かもしれない別作品と私は評したいのです。
発売から約2年経った作品で言うのも今さら感がありますが、ダンロンシリーズが好きな人でも楽しめるのではないかと、ダンロン3を見て思った次第です。
とはいえ、ゲームシステムは全く別なので、そういう面で好き嫌いが出るかなと思います。
あとがき
さすが、CERO:D(17歳以上対象)指定を受けているゲームシリーズのアニメと言いましょうか。
アニメ自体に様々なしがらみがあるせいも相まって、直接表現というより間接表現が強い印象です。
ザンキゼロも同じCERO:D指定のゲームであり、ストーリー上間接的なえぐさもあり、その部分を引き合いに評価をする人たちもいます。
しかし、個人的にはダンロン3をよりはその面は甘目だと感じます。それよりもゾンビのようなあからさまに惨い姿をした人型の敵が登場したことに強い衝撃を受けました。
ただし、いわゆるゾンビもののような流血や肉片的なグロテスクさではないです。それなりの明確なグロテスクさのある形をしています。
そもそも、ザンキゼロのそいつらはゾンビではないですがね。
ともかく、私はCERO:D(17歳以上対象)の意味をあまり理解できてはいなかった